未来企業の会11月例会

平成11年11月26日(金)18:30〜21:00

 

2 未来企業の会の今後について  ・ 平成9年から「未来企業の会」をはじめて、ピータードラッカーの「経営論集」をテキストとして、経営のあり方をいっしょに考えてきた。
 ・ メンバー各社の事業の定義について、各社を回りながら事例研究を行ってきたが、今回で一巡したことになる。
 ・ 今後も同様の勉強会を続けていっても、具体的な成果は出てこないと思われる。
 ・ ここで、区切りをつけることとして、今まで互いに勉強してきた「事業の定義」を改めてまとめて、一つの会としての成果物として残すことにしたい。
 ・ まとめ方は、最上インクスですでにまとめられている企業コンセプトや事業コンセプトを参考にさせていただくこととにする。
 ・ まとめ方については、最上インクス鈴木社長の考え方を基に、鳥井氏に検討シートを作成してもらったものがあるので、とりあえず、各社が頭をひねって、シートを完成させてみる。一度で、絶対に完璧なものはできないが、今回は、2年間の成果として、必ずまとめて、皆に報告することとする。
「企業コンセプト」フォーマットシート検討手順を参照
 ・ まとめの提出期限は、12月25日までとする。
 ・ ネットワークによるバザール形成について、早急に具体的な動きを始めたい。ただし、このバザールは、強者連合(自社の強みを明確に発揮できる企業の連携)として構築したい。よって、未来企業の会のメンバー全員に参加を強制するものではない。また、積極的に参加を勧誘することもしない。あくまでも自主的、能動的な参加とする。
 (一つの事例として、山本精工山本常務からネットによる営業展開が成功している(株)アイオー精密(岩手県)について、紹介があった。同社は、従来、ミスミの丸物加工と焼き入れを一手に引き受けて、10年前には10人程度の会社が今では、170人までの会社になり、3直で翌日発送が可能な企業へと成長した。ミスミとの依存度が7〜8割を占めており、他社への分散を図るために、規格品だけでなく、特注品も即納できる体制(特注品でも9割程度は、受注して翌日発送できる体制が整備されている)を整えて、全国から受注している。最近は、近隣の同業者も受注を得ようと同社のネットワークに参加して、すでに60数社グループになってきている。 一つの仕掛け、仕組みをつくれば、情報が集まり、仕事が集まってくると言う好い事例である。形態は賃加工であるが、実態はサービス業となっている。)
(株)アイオー精密ホームページ
 ・ 情報が集まる仕掛けをつくることが必要である。
 ・ 何を提供できるのかを明確にすることが重要である。
 ・ インターネットによる事業は早いもの勝ちであり、いかに目立つかが重要となる。よって、際立ったなにかをアピールできる仕掛けを一日でも早く立ち上げないと、間に合わなくなる。
 ・ 年内又は来年早々にも積極的な有志によって、立ち上げの準備を行うことになる。
 ・ 今後も情報交換の場としては、2〜3ヶ月に1回程度は、皆が集まる場をつくりたい。
 ・ ネットワークバザール(仮称)についても、情報交換の機会に進捗状況は報告する。

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