「企業コンセプト」フォーマットシート検討手順

1.企業コンセプトの検討手順
@ 基本理念を整理する ・基本理念とは、会社として、時代が変わっても絶対に譲れない、変わらないもの。
(今わからなかったら無理に書く必要はない)
A 経営理念を整理する ・経営理念とは、企業の存在理由を表したもの
・自社がこの時代、この世の中に存在する理由を明らかにする。
B 企業ビジョンを整理する ・企業の将来(10年後、20年後)においてのあるべき姿・風土
・事業の内容に関係無く、どのような会社にしたいかを明らかにする。
(超ワンマンな会社・部課長のないフラットな組織の会社etc.)
C 事業ビジョンを整理する ・どんな事業(仕事)をやりたいのかを明らかにする。
(事業コンセプト検討後に整理)
2.事業コンセプトの検討手順
@ 自社の現在の商品・技術を列挙する … 「商品・技術」の「現在」
A 自社の主な取引先を列挙する … 「主な市場・取引先」の「現在」
B 取引先が自社から商品を購入している理由(選考理由)・強みを列挙する
(特に競合他社を意識) … 「自社の選考理由・強み」の「現在」
・品質(Q) ・コスト(C) ・D(納期ないしはスピード) ・S(サービス) 
 ・独自性 ・特殊性 ・人脈 ・総合力 などの組み合わせを考慮
C 今後改良あるいは開発したい商品・技術を列挙する … 「商品・技術」の「今後」
D Cの対象となる市場・取引先を列挙する … 「主な市場・取引先」の「今後」
E 今後の選考理由・強みを列挙する … 「自社の選考理由・強み」の「今後」
F @〜Eの検討を経て、今後対象とする事業領域を規定する … 「事業領域」
どういう顧客を相手にするのかを整理する。
どのようなところの人が顧客になるのかを整理する。
G 同様に今後中核となる技術を規定する … 「中核技術」
自社の技術、売り物を明らかにする。
H 自社の事業の運営形態を定義づける … 「事業形態」
部品加工に徹するのか、まとめ役に徹するのか、ネットワークの元締め的に、単なる加工領域はやらない等事業のやり方を明らかする。
I 自社の事業使命を規定する … 「事業使命」
営業に行ったとき、自社がやらなければならいことして説明できることを明らかにする。
(「どこよりも早く製品を届けることが使命である」など、トップだけでなく、社員全体が、顧客に対してアピールできること)
*一通り書いたあと、全体の整合性を再度見なおし、修正する。
J 企業コンセプト検討表の「事業ビジョン」欄にまとめる
「企業コンセプト」シート(Exel16KB)
「事業コンセプト」シート(Exel16KB)

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