未来企業の会7月例会

平成11年7月5日(月)18:30〜21:30

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1 事業の定義について  (株)キョークロの概要と「事業の定義」について、寺田社長から説明
<企業概要>
 ○創業     昭和33年(1958年)5月<北区紫野にて創業>
 ○設立     昭和35年(1960年)8月<(有)京都クロメート工業所として法人化)
 ○事業内容  各種金属部品の表面処理及び技術サービス
 ○資本金   3,200万円
 ○従業員数  43名 
 ○営業品目  
  <本社工場(電気めっき工場)>亜鉛めっき、各種クロメート/染色クロメート/ベーキング処理、亜鉛ニッケル合金めっき、金めっき、ニッケルめっき他
  <滋賀工場(特殊防錆処理工場>ダクロタイズド、黒ダクロ、CZコート、ラスパート、樹脂コーティング(フッ素・エポキシ他)ドルフレーク
 (株)キョークロホームページ「表面処理一覧」参照
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 ○主要取引先 (株)山科精工、(株)トープラ、阪村産業(株)、日本粉末合金(株)他約100社
           
   
  
<(株)キョークロの事業の定義>
1 組織をとりまく環境
 <社会とその構造>
 ・製品の安全性   ・環境配慮重視 ・環境規則の強化
 ・情報化が進み、新しいものがすぐに陳腐化してまう(すぐに機会を逃してしまう)
 <市場と顧客>
 ・締結部品(ねじ)から機能部品へ転換
 ・標準品の輸入
 ・海外へのシフト(4〜5年前には全く動きがなかった)
 ・顧客の購買、技術、設計等の部門に表面処理に対する情報、知識が不足(蓄積した技術情報を提供することが、差別化につながる)
 ・今なら環境への配慮をセールスポイント、差別化に利用できる
 <技術動向>
 ・産業廃棄物の低減、無害化、再利用
 ・有害物質を使用しない製造技術の開発
 ・表面処理の複合、応用技術の開発
 ・表面処理に関する薬品や基本技術の開発が進んでいるが、生産技術・生産設備の技術革新が遅れている
2 組織の使命
 ・人との出会いを通じて、素材と表面処理との出会いを提供する。<顧客・社会と共に我々が向上することを意義ある成果とする>
 ・用途開発を提案できる技術・情報を蓄積するとともに、取扱品目を充実する
3 組織の強み 
 @防錆処理の基礎(クロメート処理とバレル亜鉛めっき)における技術力とそれらを核とした複合技術
 A「小さな部品」における塗装技術を品揃え
 B表面処理と素材に関する技術情報の収集・分析・発信能力<4〜5年前「表面処理一覧」を取扱商品メニューとして顧客に配布。商社関係に好評>
 C表面処理に適した設備、薬品の開発と情報収集と生産技術開発力

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